30代で初めて手塚治虫を読む人に勧めたいkindleで読める手塚マンガ10選
幼稚園生のときに手塚治虫のマンガに出会い、はや25年くらいずっと読み続けている。
確か最初はまったきっかけはおじさんの家で読んだ三つ目がとおる。
それ以来お金を集めては初版本を買い漁ってボロボロになるまで読み込んでの繰り返し。
小学生ながら手塚治虫のイベントがあれば近場の他県まで足を運んでた。
僕が思う手塚治虫の凄さの1つに幅の縦横が凄い広い。
小学生に受け入れられるマンガを書いたかと思えば、大人向けのマンガもある。
ファンタジー系もあれば医療系、歴史系などジャンルもバラバラ。
1人の人間がここまで作品の幅を広げて生涯で600作品以上生み出したというのは漫画の神様と言われるにふさわしい。
僕の人生に影響を与えた人の1人。
人生で手塚治虫に触れてない人に是非触れて頂きたい!
手塚治虫のを読んでない人のイメージといえばたぶん鉄腕アトムが1番強くてちょっと子供向けというイメージを持ってるかもしれない。
ただ!今からでも遅くないということで、30代で手塚治虫に触れる人のためにオススメ10選をピックしてみた。
きりひと讃歌(Kindle全4巻)
突然犬のような外見に変わるという謎の奇病「モウモウ病」を取り巻くヒューマンドラマ。
奇病の恐怖、外見による差別、医師会の閉鎖性、人間の弱さ、そして人間の尊厳などをテーマにしたこの作品は大人にこそ見て欲しい。
僕は小学生で読んだが暗く重いテーマであまり好きになれなかった。大人になった今背景に込められた色々なメッセージが読み取れるようになる名作。
火の鳥(Kindle全16巻)
説明不要の超有名作品「火の鳥」。
ぶっちゃけこれは年齢問わず誰にでもオススメ。
今まで読んだマンガの中でもTOPレベルに好きな作品。
○○編と名のつく複数の編から成り立ち、物語の中心に火の鳥(永遠の存在)が存在。
とりあえず僕の語彙力では表現できないので、読んだことない人はとりあえず買いに走って下さい。後悔はさせません。
フライングベン(Kindle全3巻)
遺跡の地下で薬を飲んで凄い能力を身につけた3匹のウルトラ犬主人公にした冒険マンガ。
たぶん手塚治虫ファンの人の中でもそんな支持されていないとは思うんだけど少年時代を思い出させてくれるというかなんか昔から好きな作品の1つ。
テンポも速く展開がポンポン進むので気軽に読めます。
ブッダ(Kindle全14巻)
釈迦族の王子ゴータマ・シッダルタの生涯を描いた作品。
手塚作品はどれも全て根本に人(生命) はなぜ死ぬのか、なぜ生きるのかっていうところを根本に置いていると思うんだけどブッダや火の鳥はまさに分かりやすく描いた作品。
誰にでも読んでもらいたい名作。
MW(ムウ)(Kindle全3巻)
ストーリーは相当暗い。黒い名作と呼ばれているらしい。(ホントか。。)
完全な大人向け作品です。
本作の主人公、結城美知夫は普段はエリート銀行員だが、裏の顔は誘拐や殺人も厭わない凶悪犯罪者。一方、そんな結城の犯罪を止めようと尽力するのが神父の賀来である。
立場も考えも違う二人だったが、彼らは同性愛の関係にあった。彼らの運命を変えたのは、かつて離島で起きたMWという化学兵器の漏出事故だった。結城はMWの後遺症で、良心やモラルのかけらもない人間になってしまったのである。結城はMWを隠蔽した者たちに復讐し、さらにMWによる大量殺人を目論むのだった。
アドルフに告ぐ(Kindle全5巻)
第二次世界大戦を背景にヒトラーの出生の秘密を弟を殺された新聞記者、峠 草平と3人のアドルフが民族や思想、時代の流れの中で運命が翻弄されていく。
間違いなく手塚作品の中の名作の1つ。
歴史好きな人はきっと楽しめるはず。
時代背景や内容が難しいので、2回読むのをオススメする。
シュマリ(Kindle全4巻)
明治始めの北海道の物語。
未開の地を懸命に生きる男・シュマリは不器用だが凄いカッコいい。
手塚先生は不器用な男の書き方が上手い。
最近の軟弱な自分に嫌気が差している方は是非オススメ。笑
アポロの歌(Kindle全3巻)
主人公昭吾は小さい頃の家庭環境のトラウマから愛情というものに対して憎悪をもつように。
連れて行かれた精神科での電気療法によって夢の中で様々な物語を経験していく。
その1つ1つのエピソードが積み重なり、大きなストーリーとなって進行する恋愛版火の鳥ともいうべき作品。
こういう細かいエピソードの連続からの大きいストーリー展開に弱いんだよなー。
七色いんこ(Kindle全7巻)
代役専門の天才役者、しかし正体は舞台中に観客から金品を盗む泥棒。
アウトローの天才が主人公ということでブラックジャックに似ているとよく言われる。
終盤のストーリー展開はビックリしてまうこと間違いなし。
ライオンブックス(Kindle全7巻)
短編SFシリーズ集。
手塚先生の短編集って本当に凄い。短い中でしっかりとしたテーマとキャラクター、ストーリーが詰まっている。
よく1人の中からこんな作品が生まれてくるなと感心してしまう。
この中でも白縫、はるかなる星、奇動館がお気に入り。
陽だまりの樹 (Kindle全11巻)
幕末の動乱の時代を描いた歴史マンガ。
実在した手塚先生の曾祖父を主人公の1人として登場させ 自分のルーツを描いている。
登場する人物がみんなキャラクターが立ってて魅力的なんですわ。
日本史好きは外せない作品。
こう見るとSFから西洋史からアジア史、日本史、医学、宗教、子供向けアドベンチャーなど1人の人間がどんだけ広い知識持っとんねんっていう感じ。
後悔はさせないので是非手に取ってもらいたいっす!